お知らせ

税務調査注意点

最近の税務調査で申告の誤りが指摘され、修正申告を余儀なくされた事例を紹介します。

①古い機械や自動車を廃棄したとして残存価格を除却損として経理処理していたが、実際は回収業者に売却し、雑収入を除外していると指摘されたもの。特に土木建築会社の方は旧建物などを解体する場合、鉄骨・鉄筋が出ますが、それを現場の方が処分して代金をい飲み物などの購入費に充てた等、事業主(役員)が知らなかった場合でも雑収入除外とされ、重加算税の対象となります。


②期末間近に仕入れた材料などで、現場に持ち込まれたものが棚卸し又は仕掛工事に計上されていない。また、材料が積送中で、まだ手元に届いていない場合など、棚卸や仕掛が計上漏れになることが多いので注意してください。

③税務調査で必ずといっていいほど確認されるのが代表者や親族の方々からの借入金に対する資金出所です。
生命保険の解約や、定期預金の取り崩しなど、出所をはっきりとしておいて下さい。手持ち現金(タンス預金)や友人からの借入などと回答すると銀行調査(個人預金も含みます)や貸付の事実について反面調査など行われて調査期間が長引くことになります。

④調査の過程で調査官の質問の内容(主旨)が理解できない時は、即答を避けて内容を吟味して回答するように心がけてください。

以上の点を注意して誤りのない申告、税務調査に対する心構えをしておくことをお願いします。
当事務所も全力を挙げて皆様のサポートに努めて参ります。