お知らせ

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜りまして誠にありがとうございます。
昨年もまた、色々な出来事があった1年でありました。ロンドンオリンピック、領土問題、アメリカ大統領選や中国の指導者交代などの国際情勢に加え、不安定な欧州債務危機の問題や円高等の経済問題も未だに大きな影響を及ぼしています。
このような状態を打破するべくリーダーシップを発揮せねばならない政治も混迷を極めており、なかなか巧妙が見出せない事態に陥っています。昨年ようやく上向きになったと見られた景気動向も、終盤には再び下方修正となった地域もあります。
日本国内に関しては、消費増税法は成立したものの、税と社会保障の一体改革についてはまだ道半ばというところです。またTPP参加問題も日本の将来を左右する重要なテーマであり、今後も新しい政権に対して国民が強い意志を持って注視して行くことが肝要であると思われます。
そして、やはり避けては通れないものが原発問題だと考えられます。原子力発電所を抱えている地方においては、現在の停止状態が地元経済に多少なりとも悪影響を及ぼしていることでしょう。これは短期的な視点で解決出来るものではなく、十年後、二十年後どうあるべきかという姿勢が問われているのであり、未だ復興途上にある被災地の方々にも想いを致しつつ、常に考え続けなくてはならない課題と心得ねばならないと思います。
今年も電力会社より節電要請に加え、料金値上げが予想され、事業遂行とっては困難な事態が続きます。そうした状況下においてこそ、日本企業のもてる底力というのが試されるのかもしれません。
今年度以降も、復興増税や事業にも関連するトピックが多く予想されますが、これからもお客様とともに歩める存在として、伴走させて頂きたいと思っております。
本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
税理士 都甲美紀