お知らせ

税率10%への引上げで納税額は25%増加します!

1.外食業の簡易課税

外食業の場合、軽減税率導入後は、売上の大半は10%となり、食材の仕入れに係る税率が8%となることから、引上げによる納税額の増加率は、25%以上になります。これまで、本則課税が有利であった事業者が簡易課税の選択の方が有利になる逆転現象が生じる可能性もあります。また、これまでも簡易課税が有利である事業者はさらに益税が増加することが見込まれます。

2.納税管理

確定申告業務完了後、予定納税のスケジュールと予定納税額を関与先に連絡しておきましょう。また、予定納税期限の前月には、予定納税手続きの準備を促し、業況によって、中間申告の選択を検討しましょう。確定申告に係る納税額は、早めに連絡することが大切です。申告月の10日くらいまでには、納税額を連絡できるように業務スケジュールを立てましょう。また、直前の課税期間の確定消費税額が48万円以下の事業者については、中間申告義務はありませんが、自主的に中間申告書(年1回)を提出することができる任意の中間申告制度が設けられています。

3.ダイレクト納付の利用

ダイレクト納付を利用することで、確定申告により納付することが見込まれる金額について、 その課税期間中に、あらかじめ納付日と納付金額等をダイレクト納付画面により登録(複数の 納付日や納付金額を登録可能)しておくことで、当該納付日に預貯金口座からの振替により納付(予納)することができます。