対談: DJポッキー×浮田直宏
The Road to Specialists
人と人から道が生まれる。対談
有限会社ジャム・クリエーション社長
DJポッキー
ディージェーポッキー/宮崎県日南市生まれ。アメリカ・メソジスト大学卒。鹿児島・宮崎のラジオ局でレギュラー番組を多数担当。
(FM鹿児島)YOU GOTTA STATION/μ`sFM WAVE/HONDA MUSIC ROAD/サリカツPresentsμFMザ・チャート/ファミラジ
税理士法人 HITOTO
代表社員(税理士)
浮田 直宏
うきたただひろ/1973年大阪生まれ。1996年神戸大学卒業。その後、大学院まで進み2002年税理士登録。薩摩川内市に移り10年目を迎える。趣味はテニスで、座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」。尊敬する経営者は松下幸之助であり、ほとんどの作品を読破。
神園会計事務所所長・浮田直宏が、各界で活躍するスペシャリストを訪ねる対談。ゲストは、鹿児島・宮崎のラジオ局で多数のレギュラー番組を持つDJポッキーさん。表現者としてだけではなく、経営者としての一面も持つポッキーさんに、長年一線で活躍を続ける秘訣や仕事への想いを伺いました。
朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る。
プラスな言葉で人生を変える。
ラジオに励まされたことが原点
浮田(以下U) 毎日、ラジオでポッキーさんのお声を聞かない日はないほど活躍されていますね。
週にどのくらいレギュラー番組を持っていらっしゃるのですか。
DJポッキー(以下P) 今、宮崎でも番組がありますが、鹿児島では月曜から木曜まで毎日三時間の生
放送番組があります。また、7本のレギュラー番組を担当させていただいています。ありがたいことですよね。
U それだけの番組を持たれているとは、本当にすごいことですね。DJ(ディスクジョッキー)というお仕事を始めたのは、いつごろですか?
P 僕は宮崎出身なのですが、学生時代にアメリカに留学していて。卒業後に帰国した80年代半ばからラジオDJとしてのキャリアをスタートしました。
U DJというのは特殊な仕事だと思うのですが、この世界に飛び込むのにご苦労はありませんでしたか。
P 最初はすごく大変でしたよ。まったくの新人がすぐに番組を持たせてもらえることはまずありませんからね。でも、どうしてもこの仕事をしたかったので、自力で走り回ってスポンサーを集め、ラジオ局を説得して何とか番組を持つことができました。もう命がけでした(笑)。
U すごいエネルギーですね。その原動力は?
P 留学時代にラジオから流れてくる底抜けに明るいDJの声に励まされた経験があるんです。当時のアメリカでは人種差別があり、僕も随分辛い経験をしました。そんなとき、ラジオからすごく元気をもらったんです。だから僕もDJになって多くの人へ笑顔を届けたい、と強く思ったんですね。
25年間第一線で走り続ける秘訣
U ご自分がラジオに励まされた気持ちが原点になって、25年も続けられている訳ですね。時代の先端を表現する業界で、ずっと第一線を走り続けられている秘訣は何でしょうか。
P シンプルにリスナーに向き合ってきた、ということではないでしょうか。例えば、自分が年齢を重ねても、
若いリスナーへ上からモノを言うようにはなりたくない。常に同じ目線で一緒に悩んだり、語り掛けたり…。
U 当たり前のようで、ずっとその気持ちを持ち続けるのは大変なことだと思います。モチベーションはどう保っているのですか。
P 僕のDJの原点が“人を笑顔にしたい”ということですから、自分自身がまず元気で前向きであるように心がけていますね。毎日ワクワクして、夢を持っている仲間とつながること。そして、ジムなどで体も鍛えて心身共に元気であることを心がけています。僕の番組での挨拶は「ワクワク様」です。
「お疲れ様」だと最初から疲れているようですからね。
講演会で伝えたいこと
U やはりご自身がポジティブな考え方を日頃から実践なさっていることが大きいのですね。最近は、
ラジオDJだけではなく、学校や企業で講演される機会も増えているそうですね。
P “言葉が人生を変える”というテーマでお話しています。僕もこう見えて、人生で何度もピンチを経験しているんです(笑)。講演会では、そんなときに僕を励ましたくれた前向きな言葉について、お話させていただいています。高校生から「めっちゃ元気になった!」と言われるとうれしいですね。
U 元気なポッキーさんにも、ピンチの時期があったとは驚きました。
P そうなんです。でも今は“失敗は学び”だと心から思います。あの経験があったから今の僕があると…。今大切にしている言葉は「朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る」。さまざまな経験を経て、DJという仕事を“これしかない!”と思えるようになったことも良かったですね。
経営者と税理士の二人三脚。
“未来会計”で夢を形に。
会計の専門家のサポートが重要
U やはり、ご自身の本業に集中すると強いですよね。他業種の事業でも同じことが言えると思います。
P そうですよね。だから、僕がDJに集中するという意味で、会社の会計・経営のことは専門家のしっかりしたサポートが必要だと痛感しています。
U それで私たち「神園会計事務所」にご相談いただいた、ということなんですね。
P そうですね。僕が税理士さんに求めるものは、帳簿を見て結果の分析と批評をするのではなく、常に現在進行形で一緒に経営を考えてくれる関わり方です。そういった意味で、「神園会計事務所」さんは、若いスタッフが多く、積極的で前向きな姿勢を感じるので、とても期待しています。
U ありがとうございます。私たちの考え方もポッキーさんの考えと同じです。税務は、数字が出てから考えるという一面も確かにあるのですが、ただ結果を待つのではなく、“未来会計”という考え方で、経営者の方々と二人三脚で夢を形にしていきたい、と思っています。
P そうそう。ぜひ積極的に関わってきてほしいです。ときには間違っていることは間違っていると厳しく指摘してほしいので、よろしくお願いします(笑)。