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小さな会社の「必勝の経営術」 ランチェスター法則で経営を再点検してみよう!


1.ランチェスターの第1法則「接近戦のときに成立する」

第1法則は、刀や槍などの射程距離が短い武器を使い、敵に接近して一騎討ちで戦ったとき
に成り立つ法則です。
(計算式) 攻撃力=兵力数(量)×武器性能(質)
この計算式では、仮に武器(刀や槍)の性能や兵士の技能などの質が変わらなければ、攻撃
力は兵力数に比例し、戦死者の比は「1対1」になります。
例えば、A軍100人とB軍100人による刀か槍での戦いで、B軍の60人が全滅するまで戦った
とすると、A軍の100人側にも60人の戦死者が出ます。
A軍200人とB軍60人の場合では、B軍の60人が全滅するまで戦えば、A軍もやはり60人の戦死者が出ます。裏切りや奇襲攻撃を除けば、双方の戦死者は同数になります。
この第1法則が成立するためには、山が険しい所や森が深い所など、劣勢軍が優勢軍から包
囲されにくい場所を戦場として戦う必要があります。このことを、ランチェスターは「谷が深くて険しい道を行く1,000人の兵は、3人の敵兵によって行く手を阻まれる」と表現しました。

2.ランチェスターの第2法則「間隔戦のときに成立する」

第2法則は、銃や大砲、戦車での地上戦やミサイル搭載の戦闘機による空中戦など射程距離
が長い兵器を使って、双方が離れて戦うときに成り立つ法則です。
(計算式) 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(質)
この計算式では、もし武器(銃、大砲、戦闘機)の性能や兵士の技能などの質が変わらなけ
れば、攻撃力は兵力数の2乗に比例することになります(双方の力関係が2乗になるのは確率の法則が成立するため)。第2法則が成立するには、敵との距離がとれる平地で見通しがよいところを戦場に選ぶ必要があります。
A軍100人とB軍60人が、ライフル銃など射程距離の長い兵器で戦ったり、戦闘機での空中戦を行ったりした場合、A、B両軍の戦力の比はそれぞれの2乗になり、計算式では、「100の2乗-60の2乗=6,400」になります。このときの平方根80がA軍の残存数になります。したがって、B軍60人が全滅するまで戦ったとすれば、A軍の戦死者は20人となり、戦死者の比は「1対3」になります。
A軍200人とB軍60人の場合に、B軍の60人が全滅するまで戦ったすれば、A軍の戦死者は20人となり、戦死者の比は「1対6」とA軍100人のときの2倍に拡大します。

3.強者の戦略と弱者の戦略

以上のシミュレーションから、相手より兵士の数が多い側は、第2法則で戦えば、より有利
になることがわかります。これは優勢軍の戦略になり、のちに「強者の戦略」へと発展しました。
これに対して兵士の数が少ない側は、第2法則で戦うよりも、第1法則で戦ったほうが相対
的に有利になることがわかります。これは劣勢軍の戦略になり、のちに「弱者の戦略」へと発展しました。


ランチェスターの法則

ランチェスターのほうそく、英:Lanchester's laws)は戦争における戦闘員の減少度合いを数理モデルにもとづいて記述した法則。 一次法則と二次法則があり、前者は剣や弓矢で戦う古典的な戦闘に関する法則、後者は小銃やマシンガンといった兵器を利用した近代戦を記述する法則である
ーWikipediaよりー