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経営者マインドの維持には経営計画が必要

経営計画を策定しても、計画通りに行かない事の方が多いかもしれせん。計画は「計画通りになる」ことが重要なのではなく、計画通りにならなかったとしても、そこをスタートに、次の行動に移っていくことが大切なのです。

1.計画(予算)は経営者自身が作成した数値です

自社の実績をいち早く掴み、現状の良い所や課題を測るには、比較するための基準が必要で す。多くの場合は、前年同月や同業他社と比較してみることでしょう。
しかし、前年などの過去のデータは、変化の激しい時代においては、一過性のものなど異常 値が含まれているかもしれません。同業者比較においても、規模の違いだけでなく、経営が多 様化する時代では、単純比較が決して参考になるとは限りません。いずれも、参考とすべき数 値ではありますが、最も比較するのに相応しい数値は、経営者自身が作成した計画(予算)です。  計画数値と毎月の業績とを比較して、実績の良し悪しを常にチェックして、例えば、予算と 実績との差異が大きければ、「どのような理由で差異が発生したのか」「一過性のものか、今後、 回復する見込みはあるのか」などを分析し、自社の努力で改善できるものは、早期に対策を立 てることに意味があります。

2.着地点の見通しを立て、売上見込みを積み上げる

計画(予算)の数値に届かなかった場合に、その原因を分析することが大事ですが、そこに 時間をかけすぎるのではなく、今後の行動をどうするのかを考えます。今後の売上(受注)の 見込みを積み上げて目標に届くのか、届かなければ、例えば、次のような追加の打ち手を考え ましょう。
①積み上げても足りない分を埋めるための売上アップ策はないか。
②前倒しで実行できる策はないか。
③実践を見切るべきことはないか(現状を踏まえ、実践しても売上が見込めないものはないか)。